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闇鍋ぱーりー!2

第5章 【黒バス】ハンカチーフと私


「で、本当に今度こそ、何が食べたいのだよ」
緑間くんが云う。
私は行き先を指さした。
緑間くんの座右の銘は『人事を尽くして天命を待つ』だけど!
私だって人事を尽くして緑間くんの周りにいるただの空気モブからクラスメイトに昇格しちゃうんだからね!

一応――苗字は覚えてくれてたし?
歩き出しながら聞いてみる。

「私の苗字、覚えてくれてたんだね」
云うと緑間くんはブリッジをカションと上げた。
あー、これは覚えてなかったな。

「高尾くん情報か!」
笑って云えば、
「すまないのだょ……」
なんて小声で返ってくる。
ぐわぁー!
Kawaiiiii!!!
もはや暴力!

――Kawaiiiiiが暴力!!!
私の下唇明日までもつかな?!
変な顔にならないように唇と表情筋に全神経を集中しながら頷く。
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