第1章 【黒バス】赤司くんでお願いします!
その間にも赤司は彼を完全無視し線を辿りだす。
「涼太、喜べ」
赤司は一本目の線をなぞり終わり黄瀬に声をかける。
「ふぇ?何スカ赤司っち?」
表を見た黄瀬は目を見開く。
「『俺司』……」
「ほら、黄瀬と紫原、赤司さまは誰も連れてきてないし人数割り切れるように赤司さまには二人分働いていただこうかなって」
「良いだろう。涼太、海常でどれだけ成長したか『俺』に見せてやってくれ」
笑う赤司に青くなる黄瀬。
「黒子っち下さい」
「二本目は黒子だ…………ほう、真太郎とだ」
「チッ、真ちゃんに取られたわー」
笑う高尾に青くなる黄瀬。