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闇鍋ぱーりー!2

第3章 【HQ】ダーリンは心配性!


「菅原さんが何を考えているか分からないんです」
影山が彼にしては珍しい悲壮な雰囲気をかもしだした小さな声にその場にいた全員が息を呑んだ。

一一影山飛雄は王様である。
それが蔑称であれ、彼がバレーを愛するあまり他人に対して誤解を生むような人物であり、だが誰より努力家なのは及川辺がよく心得ていた。

「お前でもそんな事考えるの」
及川は目の前のカフェモカをすすりながら云う。

「考え?」
木兎辺りはもう相手の考えなんて考えた事もないのだろう。

ここはCafeNote一一時空さえ超える場所。
何故なら三人は全く別の事実関係を持っているからだ。

ただ申し合わせた金曜の夜。
ふと角を曲がるとある筈のないこのカフェは現れる。

影山飛雄は同校の菅原孝支と交際していた。
及川徹は元後輩影山飛雄と付き合っている。
木兎光太郎は後輩の赤葦京治とバカップル街道爆進中。
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