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末っ子の妹ができました。

第7章 ひとときの休息




「よかった、探しましたよ。二人を親父が呼んでいますよ」



お父さんが…?


何かあったんでしょうか?


イゾウさんも何かを察したらしくすぐに行くと返事をして私を腕の中に収めました。


おお、イゾウさんに抱き上げられたのは初めてですね。


やっぱり、エースたちとは違って腕が少し細い印象です。


でも、やっぱり皆さんに抱き上げられるとどことなく安心します。


そんなことを勝手に思っているといつの間にかお父さんのところに着きました。


そこには隊長さんたちもいます。

あれ?どこかデジャブ感があります。


でも、どことなく雰囲気がピリピリしていることが分かります。


エースの顔もどことなく深刻そうな感じです。



「来たか、実はここに居る奴らに話しておきたいことがあってな。おい、マルコ」


「実は、今日ある手配書が出たんだよい。その手配書がこれだよい」



ペラっとマルコさんが見せてくれたのは確かに一枚の手配書。


その手配書に写っている人はどこか見覚えがあります。



「おい、これアリスじゃねぇかよ!」



まだ隊長さんたちも何も聞かされていなかったようでエースを含む皆さんはとても驚いていました。


あぁ、確かに私ですね。


…?あれ?


私?…私…私!?



「みぎゃーーーーーーー!!」



私の悲鳴がモビー全体に響き渡りました。



「お、おい!アリス落ち着け!」



イゾウさんの腕の中でジタバタ暴れ脱出した私はエースに抱き着きに行きました。


なんで!? なんでこんなことになっているんですか!?


ひとりとてつもないパニックに陥った私はしばらくエースに撫でてもらいようやく落ち着きました。



「まぁ、俺も見たときはびっくりしたよい。それより、手配書が出たことのほかにも気になることがある」



マルコさんが手配書に指さした部分を見てみると。そこにはALIVE ONLYと5千万ベリーの文字が…。



「なんでアリスがお尋ね者になりこの金額になったかはまだ不明だよい。ただ、これからアリスは狙われやすくなるよい。みんな気を付けておいてくれ。もちろん、アリスもな」

とりあえず船はともかく、上陸したら基本的に私はエースとの行動が義務付けられました。

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