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末っ子の妹ができました。

第2章 はじめまして



ここはグランドラインにあるとある島。


その街の人々は明るく陽気に過ごしているようにも見える。


そんな中、白ひげ海賊団の姿をじっと見つめる影があることを彼らは知らない…。







「いいかよい、お前ら。滞在期間は3日。それまでに絶対に問題を起こすなよい。特にエース!」

「んあ?うるせーな、分かってるよ」



軽く船を漕いでいたのは白ひげ海賊団2番隊隊長“火拳のエース”


そんなエースは1番隊隊長のマルコの話もあまり聞かずに真っ先に船から降りて街へと出て行った。


街には様々な店があり、何処からともなくいい匂いがしてくるのにエースは気がついた。



そんなエースの後ろに小さな影があるもつけられている当の本人は全く気づかずに店の中に入って行った。








しばらくしてお腹を満たしたエースが店を出た時だった。


目の前に小さな影がちょこんと座っているのが見えた。



「…何だ?」



近づくと1匹の小さな子猫だということに気がついた。


よく見ると足に怪我を負っており周りには親と思しき姿も見つからない。


「お前、怪我をしてんのか?」

「にゃー」


か細い声を聞いてエースはいてもたってもいられなくなり、子猫を抱いてモビーディック号へ戻ることにした。












こんにちは。と言うべきなのでしょうか?

私の名前はアリスと申します。


え?私は何処にいるかって?


実は私今テンガロンハットの男性の腕の中にいます。

そう、私は今子猫の姿になっているのです。


なぜかと言うと簡単に言えば私は能力者なのですが性格上人見知りに分類されてしまいまして子猫の姿に自身が慣れてしまったんです。


そんな私にこの男性は足をゲガしているのに気づいてくださり船まで連れてきてくれました。


大きな船ですねぇ。


「エース、なんだよいその猫」


あら?
少し目つきの悪い変わった髪型の男性が現れました。


「マルコか。こいつ怪我してんだ、親もいねぇようだし手当てだけでもしてやりてぇなって」


目の前の男性はジロッと私を見つめて?きます。


こ、こわいです…


ガクガグブルブル…。


そんな私の様子に気づいたのかテンガロンハットの男性は抱きしめている力を少し強くしてくださいました。

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