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末っ子の妹ができました。

第4章 隊決め




私が白髭海賊団に入って早1ヶ月。

今日、私はお父さんと隊長さん達に囲まれていました。



「あの…、これは一体…?」



私何かしましたか?


身に覚えにない事なのでドキドキしてます。


暫くしてようやくお父さんは口を開きました。



「今日アリスを呼んだのはお前の所属する隊を決めるからだ」



…はい?

隊を決めるって?



「誰の…ですか?」

「だから、おめぇだよい」



あぅ。
間髪入れずにマルコさんにつっこまれました。



「サッチから聞いたんだが、アリス のパンチはなかなかなんだってねぇ」



16番隊隊長のイゾウさんはニヤニヤしながらこちらを見てきます。



「ううっ…それは…」



私は恨めしい顔でサッチさんを見る。



そう、この間のエースとの喧嘩の際に出してしまったネコパンチ。


サッチさんがとばっちりを受けてしまい、その日からサッチさんは事あるごとに私のネコパンチの事を皆さんに話してしまわれたんです。


当然、この話は船内で持ちきりになったのですが…。



「ううっ…」



まさかここまで広まってしまうとはっ…!


私は1人おどおどして落ち着きがない。



「アリス 、お前はどこの隊に入りたい?」



お父さんはズバッと聞いてこられました。


その言葉に周りにいた隊長さんは目がギラリ(キラリではありません。ギラリです)と輝かせて…。



「俺の隊だよな?」

「いやいや、2番隊よりも4番隊の方がいいぜ!」

「そんなアホどもの隊よりも1番隊の方が安心だよい」



などなど、様々なお誘いがあって頭ごパニックです!


すると、後ろからするりと手を回されました。



「ぴにゃっ⁉︎」



後ろを見るとイゾウさんが私を抱きしめているのが分かりました。




「なぁ、アリス。俺の隊にきたら色々教えてやるぜ?」




みにゃぁぁぁぁああっ!
か、顔がっ、顔が近いですぅぅっ



目を開けられません。




「ぷきゅう…」




私はそのまま意識を失ってしまいました。

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