第20章 くれいじー!
「なぁ、茉都莉」
『ぶわぁぁぁ!?どっから湧いて出て来やがったこのエロファルガー!!』
「…なぁ、俺、ワンピースを見つけたら茉都莉と結婚するつもりなんだ」
『華麗にスルーしやがったなこんにゃろう。…つか、お前と付き合ってる覚えがねぇ!』
「茉都莉、俺の嫁になれ」
『またスルーしたよコイツ!ていうか、さっきの台詞、思いっきり死亡フラグじゃねぇかw』
「好きだ…!いや、愛してる…!!」
『だまれ。とっとと死の秘宝((げふん 的なのを見つけて氏んでこいよwww』
「実はな、もうお前の両親には話がついている」
『なん…だと…!?いつの間に…!』
「茉都莉の両親に会いに行ったら、大歓迎だったぞ?
“え?茉都莉を嫁に?良いわよ、貰って頂戴!!ヤダ、お父さん、お赤飯炊かなきゃー!”“ふつつかな娘だが、幸せにしてやってくれ”
…といわれた。」
『うわぁぁぁんお母さんのバカぁぁぁぁぁぁ!!』
「そうだ、母親からの伝言がある。
“茉都莉、あなた幸せになりなさいよ!いい旦那を貰ったじゃない!頑張って頂戴ね”
…だそうだ。」
『お母さぁぁぁん!!コイツの正体は変態ストーカー野郎だから!騙されないでぇぇ!』