第1章 *青色恋愛注意報!*
ものはためし、相談してみようかな。
ただ、誰かは内緒で。
「あの、エース隊長。」
うわぁ、なんか照れるな…
「あの、実は好きな人、できたんです」
「おぅ。」
「相談…のってくれますか?」
「いいぜ」
私に好きな人ができた、って言っても、笑わずに相談にのってくれるエース隊長が嬉しい。
「で、誰なんだよ!?」
「え…っと、その、」
やっぱり言葉に詰まるぅぅぅ!
「誰だ!?」
「えー、と」
視線をさまよわせていると、後ろからいきなり、マルコが顔をのぞかせた。
「それは、俺も気になるよぃ」
「ひゃああ#$:&%>*@!?」
『あー…。コイツの好きなヤツって、マルコのことか。』
エース隊長がこう思ってるなんて知らずに、私はパニック。
マ、マルコ近い近い近い!
ひあぁ耳に息が!?
ちょ、なんだよこの人はもう!
パイナポーのくせにかっこいいな!
「ちゃんとシャツ返せよい」
ビシッとチョップされて、それすらもなんだか恥ずかしいなんてどうにかしてる。