第18章 I Love Red!
それを聞いたキッドは、ニヤリと笑って、街の花屋へと向かった。
怯える店員から花言葉を聞き出して、花を買って船に戻って来たキッドの手には、アネモネ。
そして、少女の元へと向かい、驚く少女にアネモネを手渡した。
「花言葉を知ってるか」
ぶっきらぼうに問いかけたキッドに、少女は顔を真っ赤にして答えた。
「君を、愛す…」
それを聞いたキッドは、満足そうに少女を抱きかかえ、大勢のクルーがいる食堂へ向かい、宣言した。
ばぁぁぁん!
「こいつは今日から、俺の女だ!」
「…っ」
チューリップと、アネモネ
I Love Red!
*end*