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*夢ノ館*-ONEPIECE-
第17章 ひねくれ花言葉
昨日の喜びが覚めぬまま、自室の花瓶にいけた一輪のカーネーションを思い浮かべ、私は朝から悩んでいた。
どの花ならば、どんな花言葉ならばいいのか、店内を歩き回りながら考えても、思い浮かばない。
しゃがみ込んで、ふと顔をあげれば、そこにはゼラニウムの花。
花言葉は『君ありて幸福』
思わず、笑みがこぼれる。
それからすぐに、私は花を届けに向かった。
花瓶にゼラニウムをいけてから、大胆過ぎるかもしれない、と悩みながらも、彼の部屋をあとにした。
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