第1章 くっついたりはなれたり
「達ちゃん、そんな事言わず仲良くしましょー?」
達ちゃんの服にしなだれるようにスリスリと体を密着させる。離せ!って達ちゃんがいいながら、騒ぎ出す。
いやいや、わたしにはいちゃいちゃしてるしかみえない。
「うわ、変態か!」
「仲いいな...(にやにや)」
「うんー。僕達仲が良いのっ!ねぇー達君?」
オカマ口調で上目遣いで達ちゃんをみる。ちょっときもいわ。そんな私達と同じことを思ったのか達ちゃん
は慌てて何故か優衣ちゃんに弁解する、
「由衣ちゃん、ちがうからな?」
そんな達ちゃんに不思議そうな顔をして
「俺、ただ仲いい言うただけやんけ」
何慌てとんや?首をかしげた。
それに達ちゃんの動きが止まったのを見計らい、
「そうよー。達ちゃんとは仲良しよー。(スリスリ)」
ねー?なんてニッコリ笑う。
「そーか。2人でいちゃいちゃしとり(笑)」
楽しげに笑いどっかにいく優衣ちゃん。
「あ、待って!...もう!シンちゃん!勘違いされたやろ! 」
「いいじゃーないの。...っと、辰そろそろワイらも作業所いくぞ」
おちゃもてよー!って優衣ちゃんのあとをおっていた。
あ「あ...おん?ってかアンタが持てよ! 」
話の変わりようにボケーとしてしまった達ちゃん。
我に変えるとそういいつつもおちゃの入った入れ物を
手に持ち慌てて自分も追いかけた。
「んー?ああ、ワイも持ってくモノあるんや。」
追ってきた達ちゃんに振り返りながら、
紙とクレヨンとかをもつ。
「シンちゃんに達ちゃん、なにしとんの!体操始まるよー!」
仕事場の職員さんが戯れる2人に職場のドアから叫ぶ。
「「あ、はーい」」
声を合わせて返事する。やっぱ仲いいな。
「て、声合さんといてや!変態」
「オイが合わせたんやろ~(笑)
やあねぇ。ま、取り敢えず作業所いくぞ」
「...ったく、もー。すぐこんなんなんやで...。おい、まってよ!」
お互いなにか言い合いながら作業所に向かう2人だった。
この2人みてて飽きないな(笑)