第11章 後戻りは出来ない
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はたからみたら完全に恋人同士だ…
離れたいんだけど
お酒に酔っている今の状態では抵抗することも出来ない
それに櫻井さんは善意でしてくれてるだけのこと
今日の飲み会見てても敦子といい感じだったし
「あ…ここです」
翔「鍵は?」
はいっと鞄から出し
開けてもらった
翔「お邪魔しまーす」
えぇっ!
入るの!?
「ちょっ、櫻井さん!」
翔「どうした?
吐きそう?」
そういうことじゃなくて
「ここで大丈夫なんで…」
翔「その状態で
はいそうですかって俺が放置して帰ると思う?
絶対玄関から動けなくて風邪引くよ」
…素晴らしい分析です
何も言い返す言葉がなく困っていると
家の中に入ってきた