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ウラノカオ

第13章 真実


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私が泣き止むまで智はずっと抱きしめてくれていた


智「二人で抜け出しちゃおっか」


「……うん」


このまま部署には戻れない


智「じゃぁ、部長に言ってくるから待っててね」


「わかった」



私の頭を撫でて資料室を出ていった











智が私の荷物を持って帰ってきた


智「帰ろっ」


智と並び歩き出す


会社を出て手を繋いだ


「どこいくの?」


智「んー、オイラん家」


何気ない会話でも幸せを感じる

この空気感が安心させてくれる


嬉しくなって少し小走りで智の家に向かった

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