第11章 後戻りは出来ない
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櫻井さんはさらにきつく抱き締めてきた
そして、私を起き上がらせた
「ひやっ…!」
慌ててシーツで胸を隠す
翔「隠さなくてもいいよ
昨日全部見たんだからさ?」
あぁ…やっぱりしたんだ…
「………」
翔「絶対大事にするから…
俺と付き合ってください」
そんなに真っ直ぐな目をされてもダメだよ
「ごめんなさい…
気持ちには答えられません…」
翔「…………そっか…
でもさ、諦めないから
絶対しのちゃんを振り向かせる」
ちゅっ…
重なるだけのキスをして
櫻井さんは帰っていった
キスも拒まないなんて最低な女だ