第2章 あの日から…
教室に戻ると沖田さんと土方さんが言い合っていた。
土方「お前は里咲じゃなくあいつの味方をするっていうのか!」
沖田「そうでさぁ!土方さんたちが間違ってるんでぃ!佐藤!俺もハブりたきゃはぶればいいでさぁ!でも、こいつらはオメェの表だけの友達だ!上辺だけ友達作っても裏のオメェはひとりぼっちでさぁ!俺はオメェの味方なんかしねぇ!俺は奇兵隊の、さくらの味方でさぁ!」
佐藤「そっか。総悟くんも私をいじめるんだね…」
沖田「総悟くんなんて呼ぶんじゃねぇ。気色わりい。キモいんだよ。オメェ見てぇな悲劇のヒロイン演じた女は」
沖田さん…
ガタンっ
やべっ
沖田「さくら!」
『ようドS。何だ?俺についてオレと一緒にあいつをいじめるか?ククっ。面白い奴もいるもんだ。』
妙「沖田さん!目を冷まして!」
そう。これでいいんだよ。
沖田「そうですかぃ。じゃあ俺ァお前を守りまさぁ。さくら。」
『フン。好きにしな』
私はそう言い、帰る準備をする。そして昇降口まであと少しというところで誰かに手を惹かれた。
佐藤「あんた、総悟くんに何をふっかけたのよ」
『それは沖田さんが自分でやったことよ。』
佐藤「黙れ!あんたにはお仕置きが必要ね」
そいつがバックから出したものはハサミだった。
『いやっ!』
グシャッ
私の右目は一瞬にして見えなくなった。
そして意識を失った