第7章 好きで好きで好きで【沖田総司】
「ちゃん、好きだよ」
僕は、洗濯をしている彼女の背中に向かって言った
「!!!??」//////
彼女は、洗濯していた手が止まり耳が真っ赤に
染まっていくのが分かった
「どうしたの?手、止まってるよ?」
僕は、わざとらしく言うと
彼女はいそいそと手を動かしだし言った
「やめてください!冗談ばっか!!」
口調は強いけど、顔は真っ赤。照れ隠しか…
「あっはは、やだよ。それに本気だよ」
彼女はピタリと手を止めたが、また手を動かし始めた
「私、沖田さんがからかってるって分かってるんですからね!」
「本当は、嬉しいでしょ?僕に好きって言われて」
僕は、彼女に意地悪をしてみた
すると彼女は
「全然、嬉しくありません」
口ではそういうけれど、僕は知っているんだ
君は、嬉しいと耳たぶを触るってことをね。
「そっかー…好きなんだけどな~」
多分、僕がちゃんのことを1番知っているんだよ
好きだから
誰よりも好きで好きでたまらないから
僕の知らない君は居ない。