第4章 嫉妬のための無実の犠牲 〜風間千景〜
風間さんが消えた後、私は青ざめた
『居場所がなくなる』それって、みんながいなくなる?
私は急いで屯所に走っていった
屯所についた時、私は地面に座り込んだ
そう、遅かったのだ
周りには、隊士の人も、幹部の人達もみんな
血を流していた
私は、立ち上がりフラフラと屯所内に入っていく
すると、床に転がっている遺体に、原田さん、永倉さん、平助くん、土方さん、沖田さん、近藤さん、山南さん、井上さん、千鶴ちゃん……
なんで、なんで、なんで私だけ生き残っているの……?
私が生きてたって意味なんかないのに……
私は泣いた
みんなの側で声を上げて泣いた
そして背後から風間さんが抱きしめて言った