• テキストサイズ

君を愛す【薄桜鬼】

第3章 愛して 〜藤堂平助〜


土方さんは最後に私に言った

「話さない理由は分からねぇが、他の奴らはお前と話したがっている。もちろん俺もお前と話してぇ」

私は、泣きだした

私だって、私だって、話したいのに……

なんで……

止まらない涙を必死に拭った

その時、土方さんは私の頭を軽く撫でた

「ッッ……ひ、土方さ……」

あまり喋っていなかったから自分の声とは思えないほど、声が掠れていた

「やっと喋ったか」

土方さんは優しく私に微笑んだ

「ッッ……私、みんなと話したい……。もうこんなの嫌だ……」
/ 105ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp