第3章 愛して 〜藤堂平助〜
「え……?」
私は、耳を疑った
優しい平助くんがそんなこと言うはずない……
「のせいでたくさんの人が死ぬかもしれない。それでもいいなら、たくさん話してもいいよ」
嘘……。これは私の知ってる平助くんじゃ……
でも目の前にいるのは紛れもなく平助くんだ……
平助くんは不適に笑っている
もし、平助くんの言ってることが本当なら……?
原田さんも、土方さんも、沖田さんも、永倉さんも、斎藤さんも……みんな……
それだけは嫌だ。
私のせいで死んでしまったら……
平助くんにも仲間を殺してほしくない