第2章 私だけを見て 〜斎藤一編〜
俺の嫉妬は日に日に深くなっていった
我慢するのがやっとなくらい嫉妬している
次の日も次の日も俺は嫉妬をした
あの、副長にでさえも……
俺だけを見てほしい
仲間が邪魔だと思った
「…………」
俺は、の事を1人で呟くようになった
毎日、毎日考えた
今、は何をしているのだろうか
何処にいるのだろう
どうすれば、俺だけを見て俺だけのものになるのだろうか
俺だけのものにしたらは俺を好いてくれるだろうか
俺だけを見てもらうにはどうすれば
俺以外視界に入らなければよい
そうか、そういうことだ。