第8章 O×S④
翔side
俺は、智くんがすきだ。
でも、メンバーである智くんに告白するなんてできない。
だって、きっと迷惑だから。
俺のこの気持ちは、ずっと墓場まで持っていかなければいけないんだろうなぁ。
智「んぁ!ニノやめろよぉ~。ふふっ」
ニ「くふふっ」
いつもなかいいじゃん。気にするな。
そうは思っても…ねぇ?
一応好きなわけで。ちょっと気になるよね。
新聞で見えないようにして、集中して新聞を読む。
ほら。なにも聞こえない。
なにも聞こえないから、ヤキモチもやかない。
いつもこうしている。
雅「おっはよーーー!」
こいつが来るまでは。
元気印の雅紀。
仲のいい友達と言うか、親友だね。
そして、唯一俺の気持ちを知っている人。
雅「しょおちゃあああん!おはよ!ねぇ、昨日ね…」
こうやって話しかけて、大宮のイチャイチャが聞こえないようにしてくれるの。
ほんと、感謝しかないね。