第29章 ウィンターカップ〜桐皇VS誠凛〜前編
火神はその後ろ姿を呆然と見て、たった一言
大我「スゲー……」
と呟いた
51対59
第3Q残り6分58秒
紫原「点差開いて来たねー」
56対70
第3Q残り2分50秒
笠松「(第3Q残り僅か……)」
森山「いい線言ったと思ったが……」
黄瀬「何言ってんスか!勝負はまだ」
笠松「いや、もう逆転は……ねぇ」
笠松の言葉に黄瀬は食い付く
黄瀬「ちょっ、先輩まで…!今からこの点差を返すのは無理ってことっスか?」
笠松「そうじゃねー、見ろ」
黄瀬は驚きで目を見張る
そう黒子のマークは既に今吉じゃなくなっている
黄瀬「まさか……見えてる…!」