第27章 誠凛VS霧崎第一
『私の甘さが招いた不幸な出来事』
私自身がもっとしっかり出来たなら
大我「でも…」
『結局私にはどうする事も出来なかった』
突き放す事しか出来なかった
抱きしめて許す事が出来なかった
お母さん…お父さん…ごめんなさい
約束守れそうにも無いです
大我「でも…それで良かったんじゃないか?」
『え……?』
大我「1度は命を賭けたんだ。それでもアイツは諦めようとしなかった」
なら、突き放すしか出来ねーだろ?
大我の言葉は責めるわけでもなく、私の言動を認めてくれた
『っ……う…ん…』
幾度も間違いは何処だったのか考えた
自分のした言動は良かったのか、自分を責めた
黒子「凛さん」
『テツ…ヤ…君…』
ボロボロと泣く私に、テツヤ君は昔の様に優しく微笑んでくれていた
『ありがとう…っ』
こんな私に微笑みかけてくれて
そばにいてくれて
泣きながら言う私の声に2人とも笑ってくれた
それだけで私自身が救われた…