第27章 誠凛VS霧崎第一
「凛ちゃんは私だけが居れば良いでしょう!?なのに何で!折角……折角、キセキの世代達も離れて、私だけのものになったのに…!」
会場はザワザワと騒ぐ
「あぁ、そうか……凛ちゃんは……騙されてるんだよ……許さない……お前ら全員殺す!そしたら凛ちゃんは私だけのもの……!」
その目は限りなく恐ろしいもの
『……ねぇ、姫華。約束のお願い事聞いてよ?』
「うふふ、なぁに?」
約束、願い事
全員チンプンカンプンだ
『…………姫華が持っているもの何も要らない。だから、私の大切な人達には手を出さないで……』
「……っ!何言ってるの、凛ちゃん?騙されてるんだよ!?」
私は姫華に小さく首を振る