第27章 誠凛VS霧崎第一
花宮は一人トイレにいると
足音の方に顔を向かせた
花宮「よぉ?こんなところで会うとはねー?キセキの世代エース青峰 大輝」
青峰「なんだ、あんたか」
青峰は興味無さそうに、呟く
花宮「相変わらず躾がなってねーな?敬語使えよ」
キュッと蛇口を捻り手を洗う花宮
青峰「あんたこそ、相変わらず狡い試合やってんな」
花宮「狡い?アハハハ、勘弁してくれよ?あんなのただの餌だ。奴等を嵌めるためのな。笑わせるな」
花宮は鏡越しに青峰を睨む
青峰「ふーん?良くわかんねーけど、あんたこの試合、負けんぞ?」
花宮「はぁ!?フハッ!舐められたもんだ。むしろどうやって負けんのか教えて欲しいね」
ハンカチで手を拭き、もう一度青峰を睨む