第26章 少女の過去〜木吉との出会い〜
『……マコ君と悪いんですか?仲』
木吉「良くはないかな……」
木吉はテーピングを巻いてある膝に視線を落とす
木吉「……」
『……あの、訳とか聞いちゃダメ……ですか?』
木吉は凛の言葉に悩んだ後、ゆっくりとポツポツ語り始めた
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『バスケ部……だったんですね……』
全てを聞いた凛は、そう一言だけ言った
木吉「凛は何かしてたのか?」
『……男子バスケ部、マネージャーを』
凛は酷く悲しげな笑顔で言った
木吉「何か、あったのか?」
凛は小さく首を横に振り、木吉に笑顔を見せる
『私、病室戻りますね』
木吉が言い掛ける前に凛はさっさっと帰っていった