第6章 黄瀬くん登場
黒子「はい」
凛さんは少し悩んだ後に小さく言った
『また……明日……おやすみなさい……』
ホントに小さく
黒子「はい、また明日、おやすみなさい」
あの日から言わなかった言葉
あの日から言えなかった言葉
凛さんは歩き出す
黒子「凛さん!!」
僕の声に驚いたのかビクッと震えたあと恐る恐る振り返った
黒子「メール送ってもいいですか?」
すると凛さんは瞳を動かした後……コクりと頷いてくれた
頷いた後凛さんはゆっくりとした足取りで帰っていった
嬉しい……けれど自分の罪を拭えてない
ちゃんとしなければと思うけど、にやける自分の顔を引き締めながら僕もゆっくりと帰った
黒子 side終