第21章 決勝リーグ準々決勝〜海常VS桐皇〜
頑張っても立てない黄瀬君はガンッと床を殴った
それを見ていた青峰君は何も言わずに、黄瀬君に笠松さんが手を差し伸べた
「98対110で桐皇学園高校の勝ち!礼!」
全員「ありがとうございました!」
私もつい、ほんのすこし泣いてしまった
すごいかっこよかった……
そして思った……
負けられない
大我「(再確認したぜ、これがキセキの世代)」
伊月「(冬にまたこんな奴らと)」
土田「(勝てるのか?)」
日向「(いや、勝つ!)」
とは言え……まだ差がありすぎる
今よりもっと強くなければ
リコ「いつまでも呆けてらんないわ!早く帰って練習するわよ!」