第21章 決勝リーグ準々決勝〜海常VS桐皇〜
均衡が崩れた……!
海常のチャンス
残り一分
ここで勝負が決まる
これが決まれば差は3P2本分
チームも一気に士気を取り戻せる
けど落とせばタイムリミット
事実上最後の1球打ちになる
右か左か
手の内をお互いに知り尽くしてる以上
読み合いなんて無意味
黄瀬君はフォームレスシュートを打とうとするが青峰君が速く止められる所で
ボールを下に下げた
その場所には笠松さん
けれどそれは届くことなく青峰君の手に寄り弾かれた
止められた
千載一遇のチャンスを逃した
読んでた?違う……もしかして……
『黄瀬君は目線のフェイクを入れたのかも……』