第21章 決勝リーグ準々決勝〜海常VS桐皇〜
『けど勝負は諦めなければどうなるか分からないし、二人とも諦めるつもりはないと思います……だからどっちが勝ってもおかしくないと思います』
そういうと黄瀬君は少し黙った
黄瀬「ふーん、せいぜい頑張るっスわ」
そんな黄瀬君を見て私とテツヤ君はポカンとした
黄瀬「あれ?なんスか?」
黒子「いえ、てっきり絶対勝つっス…とか言うと思ってました」
テツヤ君が言うと苦笑した
黄瀬「なんスかそれ。……そりゃあ勿論そのつもりなんスけど、正直自分でもわかんないっス。中学の時は勝つ試合が当たり前だったけど、勝てるかどうかわからない今の方が気持ちいいんス」
黄瀬君がそういうとサァーっと風が吹いた