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バスケと儚き少女

第17章 少女の過去


no side

凛が飛び降りた後、キセキの世代は開花していった

黒子「…」

退部届けを提出する為に黒子はバスケ部に来ていた
優しく迎えてくれていた彼女は目の前で飛び降りた

『どうしたの?入っておいでよ!』

いつも彼女が使っていた机の中に何かがあった

黒子「日記…?」

それは大学ノートで出来ている日記

最初は楽しそうに書かれていた日記はドンドン暗いものになっていく

”今日もみんなに殴れた…。けどこれでみんなを守れるならいい”

そういう日記が続き、飛び降りる直前で終わっていた

”もう…疲れた…もう…みんなを守れない…大好きだったみんなは変わってしまった…。私の居場所はもうどこにもない。きっとみんなスグに才能を開花させると思う。その時に黒子君が少し心配だけど私には関係無い事。バイバイみんな”

気付くと黒子の瞳からは涙が流れていた

黒子「凛…さん…」

綴られていた想い。苦しく悲しい想い。

黒子「…ごめん…なさい…僕も…好きです…凛さん」

それでもみんなを自分を思ってくれる優しい想い
全て自分達の勘違い
謝っても済む事じゃなくなってしまったが、いつか必ず謝ろうと黒子は決めた。そして封印されていた想いも再び燃え上がった
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