第5章 入部試験
凛が帰った後、火神と黒子は二人で帰っているが、どこか空気が重い
大我「…………なぁ…凛はどうしてあんなに怯えてるんだ?」
黒子は悲しそうな顔をして呟いた
黒子「僕たちは…とでも最低な事をしたんです…雨月さんを傷付けてしまった…」
大我「………そっか…」
そう呟いた火神はギリッと奥歯に力をいれた
自分がバスケしてる間、凛は一人で苦しんでいた
そして今も──…
黒子「謝りたいです…」
そう言った黒子の顔は決意したように前を向いた
大我「そうしろ。でもな、黒子…もし凛を傷付けるんならテメェをぶん殴るからな」
火神は本当は今すぐにでも殴りたかったが、今まで凛を放ったらかしにしていた自分には資格がない
でも次は絶対守ると火神は強く誓った