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バスケと儚き少女

第12章 日常2


新幹線を降りてバスに乗り、慌てて家に帰る

モゾモゾと服を着替えて……服はちょっとフワッとした白い服、下は青いジーパン

『これでいいかな?』

後はパンプスを履いて外に出る

『行ってきます』

シーンと静まり返った家

昔は聞こえてた声

"行ってらっしゃい、凛"

"気を付けて行ってくるんだぞ?"

優しく声を掛けてくれた人はもういない

『っ……行ってきます!』

もう一度大きい声を掛けて外へ出る

玄関に鍵を掛けて見つめると真っ暗

当たり前だけど明かりがない

『一人ぼっちだ……なぁ……』
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