第10章 日常
私は深呼吸して叔母と話す
『……はい……はい、分かってますよ……えぇ……そうですね…』
雨月家は結構なお金持ち
そして私の両親がいない今
雨月家の時期当主の座を親戚同士が奪い合っている
ちなみにお爺ちゃんは生きてる
ただあまり会えない
そして、今の雨月家の当主
『はい……』
叔母は自分の息子か娘に時期当主として就かせたいみたいだ
だから私は邪魔者
『っ……分かりました、それでは』
通話が終わって私は保健室のベッドに倒れこむ
『……消えちゃいたい……』
何度願ったか分からない
誰か……
助けて……