第38章 少年と少女の過去~帝光中での出来事~
『何を…ですか?』
赤司「黒子君の事だよ」
サァァァッと2人の間に風が吹く
『……私は何も分かりませんよ…ただのマネージャーですから』
そう言うと凛は静かに上を向いた
赤司「それで本当にいいのか?」
『赤司君が何を求めてるのか分かりませんが、きっといいんだと思います。けどテツ君が降格することになれば私も一緒に降格します』
赤司「どうして…そこまで…」
『どうしてだと思いますか?』
風は凛の髪を靡かせる
それはあまりにも幻想的で、神秘的
そしてどこか儚さが残った