第38章 少年と少女の過去~帝光中での出来事~
『それは…本気で言ってるんですか?』
「もちろんだ」
お互い目を離さず、睨み合うように見る
「お前が負けたら、マネージャーに。勝ったらここにいる間好きな事をしたらいい」
『…どっちにしろマネージャーやれって事なんですね…』
どう捉えてもマネージャーからは逃げられないらしい
『分かりました。5対1で引き受けましょう』
「お前のチームが5人か?」
その問い掛けに首を振る
『私が1人です。えっと適当に…あの人とあの人とあの人とあの人とあの人で』
指を指されたのはさっきまで凛の悪口を言っていた奴等だ