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バスケと儚き少女
第10章 日常
『頂きます……』
シーンとした部屋で私は一人ご飯を食べる
親も兄弟もいない静かな食卓…前まで賑やかだったのにね…
ご飯を食べ終わり洗い物をして、適当に作ったお弁当をカバンに詰める
『……行ってきまーす……』
返ってこない言葉を言って鍵を掛ける
カバンに鍵を仕舞おうとするとスマホがなる
『……?』
ディスプレイには
──火神 大我──
『もしもし!!お早う、大我!!』
大我《おう!!今家か?》
『うん、今出たとこだよ』
そう言うと慌てたように大我が言った
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