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バスケと儚き少女
第9章 少しの本気
凛は少し嬉しそうな顔で電話を取る
『もしもし』
赤司《もしもし、元気か?凛》
穏やかに聞こえる赤司の声
『はい!!どうしたんですか?』
凛が敬語で答えると電話の向こうで赤司がクスリと笑う
赤司《凛、いつも言ってるだろう?敬語じゃなくていい》
その言葉に凛は少し頬を赤らめる
『ぁ……ぅ……//』
頬を赤らめた凛はキョロキョロと瞳を動かして小さく答える
『う……ん……//』
端から見れば恋人同士が電話でいちゃついてる様にしか見えない
赤司《今は誰かと一緒なのかい?》
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