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バスケと儚き少女

第35章 灰崎登場


灰崎「凛、テメェ勝手な事してんなよ!勝ったのは俺だろ!?」

『…大丈夫だよ。すぐに勝てるよ』

穏やかに言う凛は、何処か母性に溢れていた

灰崎「おい、凛!」

『涼君ちょっと離して?』

うるさい灰崎と話すため、凛は黄瀬に言うが嫌だというように、凛を離さない黄瀬
しょうがなくそのまま顔だけ向ける

『祥君は確かに強いよ。でも中途半端。そんな人にかける言葉なんかないよ。それに彼女さん?貴女ホントに涼君の事好きだったの?飾りとかじゃなくて?アクセサリー感覚で付き合ってもらったら困るんですよね』

「なっ…!」

黄瀬「雨月っち…」

『汗が汚いとかそんな風に思うのってどうかと思いますよ?一生懸命やってるんですから。バスケなんで汗かいて当たり前です。そんな事も分からないんですか?』

穏やかだが怒りが伺える
凛はどんなに汗で汚れていても、汚いとも言わず、引っ付きたい選手を好きなだけさせていた

『分かったらお引き取り下さい。いえ…さっさと出てけ!』

凛とした声にキセキの世代の世代は驚き、灰崎と彼女は出ていった
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