第35章 灰崎登場
大我「しょうがねーだろ?勝っても負けても兄弟辞める。そういう約束だったんだからよ」
『揃いも揃ってアホなの?寧ろバカ?』
ハァッと溜め息を付くと大我ははぁ!?と聞き返す
そんな大我に兄弟の証のリングを見せる
大我「あ…凛!これ捨てろって!」
『捨てるわけないでしょう?というか寧ろ私にはあの時捨てないでくれ!と言ってるようにしか聞こえなかったよ?』
それを言うと大我はハッとしたように見つめてきた
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外にはアレックスと氷室の姿が
アレックス「惜しかったな、タツヤ」
氷室「あぁ…けど今はスッキリしてるよ。すまない、アレックス…。俺はあの時…」
アレックスはフッと笑う
アレックス「気にするな。試合前に選手が気が立ってるなんて良くある事だろ?それより良いゲームだったよ。わざわざ日本まで見に来た甲斐があった!」
氷室「アレックス…」
氷室は小さくアレックスに笑いかけると
?「お、いい女」
と誰かが歩いてきた