第34章 ウィンターカップ〜陽泉VS誠凛〜
ゾーンに入る最低条件はその競技に全てを賭けていること
平たく言えばバスケを何よりも好きであること
だけど、それは紫原君に唯一欠落してるものでもある
資質で言えばキセキの世代5人の中で最強かもしれない
それでも紫原君はゾーンには入れない
そして辰兄は……好きか嫌いかそれ以前の問題になる
─────
テツヤ君がスティールに入って、すぐに大我にパスを出した
そして大我を止めるために辰兄がブロックに入るけど
福井「氷室バリのフェイク!下手したらそれ以上!?」
辰兄を抜かした大我はダンッと踏み込み空に跳ぶ