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バスケと儚き少女

第34章 ウィンターカップ〜陽泉VS誠凛〜


チーンッとベッドで死んでいるのは木吉
そうさっきの声はマッサージをしてもらっていた木吉の声だ

リコ「後は栄養補給してギリギリまで、そこで寝てんのよ!」

リコは結んだ髪をほどき、ベッドから降りる

木吉「リコぉ…」

リコ「ん?」

木吉「もう少しだけ…傍に居てくんねー?」

その言葉にリコは真っ赤になる

リコ「はいぃ!?何言ってんの!?あんた!早く行かないと試合が!」

木吉「分かってる。だから1分だけで良い…何かリコ見てると元気出るんだよね」

リコは少し拗ねたように呟く

リコ「私の事バカみたいに言うの止めてくんない?」

木吉「今は気休めでも回復が欲しいんだ。日向達なら大丈夫だ。俺が戻るまで絶対諦めずに持ちこたえてくれる。それに誠凛にはチームを支える影と光…そして全員を支えるマネージャーが要るからな」
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