第34章 ウィンターカップ〜陽泉VS誠凛〜

その速さは観客も食い入るほど

リコ「スピード勝負よ。どんなに固いディフェンスでもパスより早く動ける人間なんて居ないでしょう！」

ボールは日向に回った

土田「フリーだ！」

「行けー！」

そして日向が構えると

紫原「どこが？捻り潰すよ？」

日向「なっ!?(高すぎる！)」

日向の放ったボールは意図も容易く紫原にブロックされた

日向「(距離は充分あったはずなのに……何て奴だ……新教学園のパパが可愛く見えるぜ)」

ボールは伊月が取る

伊月「(高いだけじゃない。動きもあの巨体からは信じられないくらい早い！)」

荒木「今までのその方法で攻めてきたチームは星の数ほどいるが、その程度で破られるほど陽泉は甘くないよ」