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バスケと儚き少女

第33章 アレックス登場


青峰「紫原は強ぇぞ。アイツから点を取るのはオレでも至難の技だ」

それを聞いた黒子と凛は真剣な表情になっていく

青峰「それに……本当に礼を言いたいのはオレの方」

ボソッと呟いた声は凛には届いていたが黒子には届いていなかった

黒子「?何ですか?」

青峰「!何でもねーよ!」

『……ふふ』

凛が小さく笑うと青峰は少し頬を染めた

青峰「っ…じゃあな!オレはもう行くぜ!次に会うのはまた敵としてだ」

青峰は背中を向けて言ったあと、黒子と凛をの方に顔だけを少し向ける

青峰「───…テツ、凛」

その言葉を聞いた黒子と凛は驚いたように目を見開いた

青峰「行くぞ、さつき」

桃井「あ……あぁ!ちょっと待ってよ、大ちゃん!大ちゃん!」

遠ざかっていく背中に凛と黒子は、はいっと返事し微笑んだ
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