第33章 アレックス登場
氷室「タイガにはもう会った?」
アレックス「あぁ、勿論だ。ついでに今、アメリカで教え残したことを教えてる」
それを聞いた氷室は穏やかさがなくなり目付きが鋭くなった
氷室「へぇー……そうなんだ」
それに気付かないアレックスは言葉を続ける
アレックス「とは言え、タイガにだけ肩入れしてる訳じゃないぜ?明日は両方応援してるさ。もちろん……何たって愛弟子二人の試合だからな!勝っても負けても良い試合になることを期待してるぜ?」
そう言って笑ったアレックスに氷室は真剣な表情で言葉を繋ぐ
氷室「アレックス」
アレックス「ん?」
氷室「いつまでも子供扱いするのは止めてくれないか?不愉快なんだ。子供の喧嘩とは訳が違うんだ。タイガはもう敵でしかないし、アレックスは親でもない。バスケットを教えてくれた事には感謝するけど……もうオレは君より強い」
それを聞いたアレックスの瞳も真剣になっていた