第9章 耳と尻尾【堀政行編】
夏希「―え」
反論する暇も無く、堀ちゃんは熱烈なキスをしてきた。
ざらざらした舌が私の口内で暴れた。
夏希「んッ…!ほ、堀ちゃんッッッ!ンンッ!」
堀ちゃんは喋る事さえ許さなかった。
夏希「んぁ…ンンッ、ふぁ…」
堀「蕩けた顔するお前の方が可愛いじゃねぇか。」
いつの間にか堀ちゃんの耳と尻尾は無くなっていた。
夏希「まっ、堀ちゃ、耳と尻尾、取れて…ンンッ、ンッ!」
堀「んなもん関係ねぇ。」
堀ちゃんは、私の首筋や太ももにかぶり付いて、
跡を残した。
堀「身体中に付けてやる。」
夏希「ちょ、まっ、
堀ちゃんッッッ!」
そんな夏希の抵抗も虚しく、
次の日夏希は身体中に跡が付いた身体で登校した。
夏希「堀ちゃんのバカ…!」
堀「わりぃ、がっつき過ぎた。」
おしまい