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月刊少女野崎君の短編集!

第4章 合コン【堀政行】


合コンの席。
私は、とんでもなく運がいい日だと心から喜んだ。


なぜなら、となりには堀先輩がいるから。

でも、もう一人のとなりには、私の苦手なチャラチャラした人がいた。


隣1「ねぇねぇ、君、何て言うの?」


夏希「…あ、えと、夏希です…。」
正直言って、本当に怖い。
なるべく話したくない。怖い。嫌だ。
私は怯えながら話していた。
するとーー
グイ、と突然腕を引っ張られ、一番端の席に座らせられた。 そんなことが出来るのは、私のもう一人の隣の人ー
つまり、堀先輩がやったのだ。


夏希「ほ、堀先輩……。」


堀「……ちょっと待ってろ。」

すると、なにやらさっきまで私にからんでいた人と話を始めた。
堀先輩がなんかをいうと、からんでいた人がニンマリとして、頷いた。

隣1「あぁ、ごめんね!夏希チャン!!ごゆっくり、ね!」

……え?
夏希「堀先輩…何をいったんですか?」


私が質問すると、堀先輩は顔を真っ赤にして、答えた。


堀「こ…"コイツは俺のだ。"……って言った…。」


夏希「ふぇ!?」私も釣られて顔が赤くなる。


堀「わりぃな。巻き込んで。」

堀先輩はそう言ってそっぽを向こうとした。だが、私はそれを阻止した。


夏希「堀先輩!」我ながら大きな声で叫んだ。


堀「な、なんだ?」
さすがの堀先輩もビックリしていた。


そして、周りの人も全員私達を見ていた。


美紅「……夏希…?」

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