第4章 合コン【堀政行】
美紅「ね!夏希!お願い!合コン来て!」
夏希「……へ?」あまりにも唐突な話だった。
美紅「合コンだよ!!合コン!夏希彼氏いないでしょ!来て!お願い!」
夏希「えと…、理由、教えて??」
美紅によると、
美紅の通っている塾の友達から、合コンしないか?と誘われたらしい。
そして、男性メンバーの中に、超好みの人がいたようで。
夏希「…で、なんで私が??」
美紅「だって!!女子が一人足りないの!お願い夏希~!!」
美紅は深々と頭を下げた。
ここまで来ると断れない。
夏希「…分かった!良いよ、合コン行くよ!」
美紅「ほっ、本当!?夏希大好き~!!ありがと!」
美紅に思い切り抱き締められる。
美紅「じゃあ、日程はLI*Eで!」
夏希「うん、オッケー!」
美紅がいったあと、私は盛大に溜め息を付いた。
私、好きな人いるんだけどなぁ…。
まあ、いっか!居るだけなら…。