第2章 シャイボーイ【御子柴美琴】
"バレンタイン当日"
夏希「よっしゃ、今日に間に合った!」
私は息切れしながらケーキと香水を袋に詰めた。
千代「あ、夏希ちゃん!おはよう!」
夏希「千代ちゃん!おはよ!」
私はにこやかに言葉を返した。
千代「あれ、夏希ちゃん、その袋、もしかしてみこりんに…!」
夏希「へへ、まぁね♪」
千代「あ、野崎君だ!あ、私チョコレート渡してくる!」
と言ってすぐ行ってしまった。
ようし、私もみこりんの所行こうっと! そして私はG組へと向かった。
夏希「みっこりーん!!おはよう!」
私はみこりんに真正面から抱き着いた。
美琴「あ、夏希!ビックリしたぜ…。はよ。」
ぱぁぁと笑顔になるみこりん。
夏希「あのね!みこりんに渡したい物が…」
鹿島「あ、夏希ちゃん!昨日はゴメンね!」
夏希「昨日…?」
鹿島「ほら、昨日私に用事あったんだよねー、で、代わりに堀先輩とどっか行ったんでしょー?」
と笑顔でこっちへ来た。
夏希「あぁ、その事かぁ、全然平気だよー!大丈夫だいじ…」
突然腕を掴まれて、そのまま何処かへ連れていかれた。
夏希「み、みこりん?」