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苦しみの中の幸せ Part3 [銀魂 土方落ち]

第13章 質問の答えときまり



そんなことを考えていて、なんやかんやで二週間経った。
晋助に関する情報は今だゼロに等しく、私の正体など、もうほとんどどうでもよくなっていた。

ていうか・・・・・・


どうでもよくなるくらい忙しいんッスよォォォォ!!!


あれから私は参謀となった。正確にいえば、勝手に参謀にさせられた。

新しい隊服はそりゃあもう格好いいのなんの!!まあ、着難いけど・・・・・。

でもそれよりも、もう仕事が多すぎる!!
巡回の回数は今までとは変わらないが、書類仕事と、とにかく人付き合いが多いのだ。

書類仕事に関しては、春雨で嫌というほどしているから問題ないのだが・・・・
人付き合いのほうはとにかく疲れる。

女の人が相手ならまだ話は別だが、男の人・・・・しかも幕府の官僚となると厄介この上ない。

接待に駆り出されることも多いし、もちろん宴会や話し合いの場ではお酌をしなければならない。

幕府の官僚と言えば、能無しのくせに口とプライドだけは一丁前で、とにかく手癖が悪い。

暇さえあれば・・・・いや、暇がなくとも体を触ろうとしてくる。邪見に扱えないものだから、なんとか立ち回るが、ぶっちゃけ気持ち悪い。

それでも真選組の地位向上と汚名返上のために頑張っております!!

今日は副長、局長、私の三人と、幕府のお偉いさんとの会議だ。

会議とはいうものの、ただのご機嫌取り。

私は着物を着て、お酌をし、近藤さんたちが話を進めていくのだ。

私が参謀になってからこのように三人揃うことは初めてだった。

話は円満に進んでいく、しかし相手の男はかなり手癖が悪い。

酔いが回るにつれてどんどんエスカレートしていく。

私は笑顔を崩さずにお酌に努める。だが、私が何も言わないのをいいことに調子に乗って太ももをまさぐる。

いい加減にしろよ!!このクソ野郎がァァァ!!

と、心の中でツッコミまくる。
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